ご挨拶
グローバル教育委員会委員長 亀岡 正典
神戸大学では、教育理念として教育憲章に次の様に掲げています。“学問の発展、人類の幸福、地球環境の保全及び世界の平和に貢献するために、学部及び大学院で国際的に卓越した教育を提供することを基本理念とする” 。その目標達成のために、卓越した独自の教育プログラムを展開し、本学の学生が高い見識とグローバルな視野が獲得できるとともに、国内外の優秀な研究者・学生が自由に集まる国際的な拠点大学「グローバル・ハブ・キャンパス」を形成したいと考えています。
保健学研究科では、本学学生の国際性の一層の涵養、優秀な学生を世界から獲得、留学生・外国人研究者の受け入れ充実のために、英語コース(International Course for Health Sciences :ICHS)を大学院博士課程前期および後期課程に設置しています。このコースは大学院生がその修学期間を通じて英語のみで単位を取得し、修了することができるコースです。本研究科には4つの領域、看護学領域、病態解析学領域、リハビリテーション科学領域、パブリックヘルス領域がありますが、学生がどの領域に所属していても、ICHSプログラムを選択することができます。卒業要件を満たす必要な単位をそれぞれの領域内でも取得、修了できるように英語での授業科目が用意されています。また、毎年初秋に、国内外の専門家を招いて、3日間の集中講義プログラム "ICHS summer education program"も開催しています。
ICHSプログラムでは、コミュニケーション能力、異文化理解能力、問題解決能力や自主的学習能力の推進を一層図ることができ、本学学生と留学生の交流も促進することができます。多くの学生が、本プログラムを選択し、総合保健医療が実践できるグローバルエキスパート人材に成長し、世界を舞台に活躍してくれることを願っています。